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恐怖百物語 

 第一話 

会社員のAさん(男性、35歳)は、出張先で突然腹痛に襲われ、市内にある病院へと担ぎ込まれました。
診察を担当した医師はすぐさま手術の手配。
Aさんの脳裏では、医師が洩らした「こ、これは・・・」という言葉が駆けめぐりましたが、次第に意識が消えていってしまいました。

そして数日後・・・目を覚ましたとき、Aさんは病院の個室ベッドの上に寝ていました。
まわりには誰もいません。
自分がなぜここにいるのか・・・最初は様々な疑問が頭をよぎりました。
「そうだ!あのとき、腹を痛めて・・・。」
思いだしたかのように、腹の部分に軽く痛みが走りました。
「そうか・・・手術したんだ。」

その時、ドアがガチャッと開いて医師らしき人が入ってきました。
Aさんに繋がってる点滴を取り替えるようです。
「先生、わたしは・・・」
そう言おうとしたAさんでしたが、うまく声が出ません。
目を覚ましたAさんに気付いた医師は、
「大丈夫ですよ。すぐ退院できます。」
と言いながら、作業を終えるとすぐ部屋を出ていってしまいました。
Aさんは体を起こそうとしましたが、まったく動きません。
その部屋は窓もなく、ベッド以外に時計も何もないので、今いつなのか何時なのか把握できません。
とても退屈な部屋です。
あまりにも静かで逆に耳がうるさく感じます。
少し落ち着くと、色々な思いが巡ってきます。
「このままずっと寝たきりなんだろうか?」
「仕事はどうなったんだろうか?」
「家族はどうしたんだろうか?」
「『こ、これは・・・』という言葉の真意は?!」
心配事ばかりです。
考えているうちに疲れて寝てしまいます。
どのくらい寝ていたのか、起きると医師がまたやって来ました。
点滴を交換する時間のようです。
Aさんは、まだうまくしゃべれないし、体も動かせません。
医師はAさんを見ると、
「大丈夫ですよ。すぐ退院できます。」
と言います。

そして・・・。

何日経ったかも分からないくらい、目が覚めて、先生が入ってきて、いつもの言葉、そして考え、寝るの繰り返し。

ある日、またいつものように医師が来ました。
Aさんは「いつまでここにいればいいんだ!!」という怒ったような困ったような表情で医師を見つめてみました。
すると、
「Aさん、どうされました?・・・あっ!!・・・」
医師は絶句しました。
医師の口からようやく違う言葉を耳にしたAさん大満足♪
おしまい。

次回の恐怖中途半端百物語第二話をお楽しみに
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テーマ:つぶやき - ジャンル:小説・文学

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